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接遇経験を活かす環境整備

職場整理収納アドバイザーの家村かおりです。

日々の活動記録をご紹介。

投稿が誰かの職場に少しでも貢献できたら幸いです。

 

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受講料:24,200円

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今日は済美幼稚園様の環境整備コンサルティング日。

 

コンサルティングは3年目に入ります。

「どこを、そんなにやるの?」

 

 

と、よく聞かれますがやればやるほど改善出来る個所が見えてきて

どんどん進化が止まらないのです。

 

簡単に、備品、教材、倉庫、オフィス、書類、など

アイテム別に管理の仕方を安全で効率的に改善していくのですが、

 

やればやるほど、これまで当たり前のことに疑問が出てきます。

 

ただ不必要な物を取り除く、

全ての物に動作動線を最低限にした定位置、表示など

出来てくると、モノからコトへの疑問に移っていきます。

 

そもそも、

  • デスクサイズが指導に弊害をもたらしていないか?
  • 電子ピアノの機能によって教え方が改善できないか?
  • 使用頻度に対して場所、管理に手間を取られていないか?
  • 指定の巾着は分厚く乾きにくく、保護者にとって扱いやすいのか?
  • コロナ対策を考えると今使用している道具は除菌し易いのか?
  • 統一やマニュアルに逃げて、置いてけぼりの生徒に寄り添えているのか?

こんなことを何百と議論しています。

 

個々の生徒に寄り添うと、全体がおろそかになる。

 

だったら、指導以外の日々の動作(掃除やモノを動かす動作)を

徹底的に取り除くことで、子供への対応に回せないか?

 

私も、環境整備メンバーの先生達も

活動当初には思いつかない課題にどんどん気づき改善策が出てきます。

 

子供が安全に過ごせる環境作り、職員が労災に合わない職場作りの先に

別の目的が見えてきました。

 

そして改善が可能だということも、活動を通して理解されてきました。

上の画像のホースの管理も改善課題のひとつ。

 

この方法が良くある方法ですが

私が色々道具を探して、次回から新たな方法をテストに入ります。

  • もう少しコンパクトに
  • 空中に浮かせて
  • 先生も道具を除菌しやすく
  • 生徒も取り出し易くしまい易く

 

 

全ではありませんが教育の場では、もともとあった仕組を変えるという事は

これまでの方法を否定しているようで、また上下関係がある中で「たがが」について問題視して議論はされにくいと感じます。

 

接客業の現場では、お客様に喜んでいただくために「たかが」について徹底的に議論し改善策を練る。

 

AがダメらなBプラン。BがダメならCプラン。そこを妥協しない。

 

その感覚を環境整備でも取り入れているとモノやコト、人の見方が全く違ってきます。

 

モデルクラスで徹底的にテストして、済美の最善方法をまとめ他のクラスに落としこんでいきます。

 

今日は「たかが」が気になり出し、先生から議論に持っていく場面がありました。

 

これまでは「これまでこうだったからと言われたから、そうしました」という流れをよく聞いていましたが、

 

なぜ、こうなのか?

 

意味が分からず行動するより、どうすることが最善なのかを議論できるようになって、すごく有意義な場面に立ち会いました。

 

今後も「たかが」に全力で考えていきます(^-^)